枯れている冬のハーブ
前回お話した恵方参りのお寺で・・・
数年前ちょっと弱まった心を癒しに
その恵方参りのお寺に足を運んでいたとき、
そのお寺(真言宗)で見つけた
心を温めてくれた言葉があります。
「無財の七施」
1 眼施(がんせ)
やさしいまなざし
いつも澄んだ清らかな眼で人を見よう
2 和顔悦色施(わがんえつしきせ)
にっこりと笑顔
ほほえみのある顔こそ最高
3 言辞施(ごんじせ)
親切なひとこと
人を傷つける言葉、
言わなくてもいい言葉をつかっていないか
4 身施(しんせ)
きちんとしたおじぎ
身なりをきれいにする
5 心施(しんせ)
あたたかいまごころ
真心をこめる
6 しょう座施(しょうざせ)
ここちよい憩いの場
いま自分が座っている場所をきれいにする
7 房舎施(ぼうしゃせ)
ここちよいもてなし
家の周辺をきれいにする
布施とは自分の持っているものを他へ施すことです。
財とは金銭とか物品、つまり形あるものです。
無財とは金銭とか物品ではなくて、
言葉や心などの形のないものです。
無財のもので施せば、施すほど自分の心が
豊かになっていくから不思議です。
無財の七つの施しは誰にでも実行可能な
菩薩への道です。
これはそのお寺の中のお地蔵様の後ろの
木の板に書かれてあります。
ありがたい言葉です。
人がみなこうして生きていけたら
どんなに豊かな社会になるでしょう。
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